採用情報

LAWYER INTERVIEW

弁護士インタビュー

事務所のサポート体制と連携して柔軟な働き方を実現

松田 瞳(63期) / アソシエイト弁護士

TOPIC 01

なぜ西村あさひを
選びましたか?

私が企業法務に初めて触れたのは、ロースクールでのM&Aの授業でした。講師の当事務所弁護士の語る企業法務の世界は、法律のみならず経済学や数学、交渉術等の多くの知識・技術を総動員して戦う刺激的なもので、強く惹かれました。当時は「困っている人を助けたい」という思いで、いわゆる町弁を目指していましたが、企業法務での実務の話を聞くにつれ、企業のサポートを通じてその企業と関わる多くの人を助けることができることに気づき、企業法務弁護士を志望するようになりました。
事務所を選ぶ際は、高度な専門知識を備えた弁護士と先進的な案件の集まる大規模事務所で研鑽を積みたいと考えていました。その中でも、お会いした当事務所の弁護士がどなたも生き生きと楽しそうに仕事の話をされていて、この先生方と一緒にこんな風に働きたいと思えたので、迷いなく当事務所への入所を決めました。

TOPIC 02

業務分野・担当案件に
ついて教えてください

いわゆるM&A・コーポレート業務を行っています。M&A案件では、企業や事業の統合・再編等について、クライアントと一緒に最適な方法を考え、対象企業の問題点を洗い出し、交渉を経て契約書を作成します。コーポレート業務は、株主総会の準備・臨席、各種契約書の作成・確認、労務関係のご相談等を中心に、クライアントの業種やお困りごとに応じて幅広いご依頼に対応しています。外国人クライアントや海外との取引に係るご相談も多く、外国の法律事務所と協働することもしばしばあります。案件ごとに、関連する法律も国も様々なので、日々「前と同じ」では対応できない、新しい案件を取り扱っています。

TOPIC 03

なぜ大阪拠点で勤務する
ことになったのですか?
東京オフィスとの違いは
ありますか?

留学中に夫の関西への転職が決まったため、急遽事務所に相談をして、帰国後から大阪オフィスに移籍させてもらいました。関西への転居は想定外の事態でしたが、事務所には柔軟に対処してもらえて感謝しています。
大阪オフィスは東京と比べて少人数で、常に全員の顔が見え、アットホームな雰囲気です。担当業務については、基本的には変わっていませんが、大阪のメンバーがクライアントのご相談全般に一次的に対応するので、東京オフィスに在籍していた頃より幅広い業務を取り扱うようになりました。人数が必要な案件や、他拠点の弁護士の専門的知見を活かしたい案件では、拠点をまたいでチームを組み、日々事務所全体と協働しています。勉強会やイベントでもビデオ会議を活用し、各拠点の弁護士・スタッフが参加しています。コロナ禍でリモートワークが定着したおかげで、他拠点との物理的距離は一層気にならなくなっています。

TOPIC 04

女性としての働き方、
子育てとの両立について
教えてください

私は結婚後に単身で留学し、帰国後2度の産休育休を経て、今は子育てをしながら働いています。出産後は、執務時間を限定する制度を利用して、夕方には執務を終了しています。この制度を利用しなくてもある程度執務時間の調整はききますが、今は仕事の時間をあらかじめ決めておくことで、仕事の時間と家庭の時間を切り分けて、それぞれの時間を楽しんでいます。海外案件では時差の影響で夜間に対応が必要になることもありますが、私に代わって対応してくれる周囲のメンバーに支えてもらい、出産前とあまり変わらない内容の仕事も担当できています。リモートでの執務環境も整っているので、子どもの急病やコロナの休園の時等も、自宅執務で(なんとか)対処しています。
ライフステージの変化に伴って仕事に割けるリソースが増減することは、性別や、望むと望まざるとに拘らず、誰にでもあり得ることだと思います。その時々に、執務時間や場所、量について柔軟に調整できる体制が整っていることは当事務所の大きな魅力のひとつと感じています。

TOPIC 05

仕事のこだわり、
やりがいについて
教えてください

限られた時間内で質を落とすことなく仕事に取り組むため、作業効率や優先順位には常に注意しています。また、私の不在によりクライアントや他の案件メンバーに迷惑がかからないよう、日頃から案件の状況や作業の進捗等の情報共有を意識的に行い、他の弁護士とのスムーズな連携を心がけています。
また、クライアントとの関係では、些細な疑問も遠慮なく質問できて、それに的確に回答できる弁護士でありたいと思っています。その第一歩として、クライアントとコミュニケーションをとる時には、当該案件に不慣れな方、法律や商習慣に明るくない方でもストレスなくやりとりできるよう、極力わかり良い言い回しを用いるよう心がけています。

TOPIC 06

将来の展望について
教えてください

少なくとも子供が小さいうちは、今のまま執務時間を限定して働くつもりです。そのうち子供が成長して、生活リズムや家庭で求められる役割も変わってきたら、子供の就寝後に自宅で執務したり、執務時間を変更したりと、その時々の生活とバランスの取れる働き方を事務所と相談させてもらいたいと考えています。正直なところ、数年先に自分がどのような生活や働き方をしているか、全く想像がついていませんが、事務所には色々な働き方の弁護士がいますので、先輩方の話も参考にしつつ、その時一番良いと思える働き方を模索して、働き続けられればと思っています。

PRIVATE

プライベートの過ごし方について

土曜日は子供の習い事に付き添い、日曜日は家族と出かけることが多いです。すっかり子供中心の生活になりましたが、保護者会役員で知り合いが増えたり、ころころ変わる子供の興味関心に引っ張られてみたりする日々を楽しんでいます。結婚前は、ライブやスポーツ観戦、年に1度の海外旅行等色々出かけていました。また気兼ねなく出かけられる日々が戻ってくるのが楽しみですね。

MESSAGE

これから弁護士になろうとする方へのメッセージ

皆さんが弁護士として活躍されるころには、法律も社会も、弁護士が果たし得る役割も、今とは大きく変わっているかもしれませんし、皆さん自身にも思いもよらない変化があるかもしれません。弁護士業は、その内容も働き方も柔軟に展開できる、変化に強い仕事だと思います。キャリアプランを考える時には、是非色々な人の話を聞いて参考にしながら、それに縛られることなく、自分にとって最適・最良の弁護士像を描き、追求していっていただければと思います。