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アグリ・フードビジネスの法実務

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アグリ・フードビジネスの法実務

食農のサステナビリティとイノベーションを支える法戦略

杉山泰成弁護士、辻本直規弁護士および平田えり弁護士が編著者を務め、保坂雅樹弁護士、廣澤太郎弁護士、上村文弁護士、濱野敏彦弁護士、羽部紗耶香弁護士(豊田通商株式会社勤務・元西村あさひ法律事務所弁護士)、河野匠範弁護士、片桐秀樹弁護士、松本直己弁護士、水野雄介弁護士、志澤政彦弁護士、勝又惇哉弁護士、田中栄里花弁護士、鈴木健也弁護士および岡田真侑弁護士が執筆に参加した『アグリ・フードビジネスの法実務 食農のサステナビリティとイノベーションを支える法戦略』が、きんざいから刊行されました。

序 章

第1章 農業ビジネスの立ち上げにかかわる法務

第1節 農業法人の設立
第2節 農業用地の確保
第3節 農地所有適格法人/法人による農地の賃借
第4節 農業委員会の許可基準/適用除外要件
第5節 農地所有に関する特別法
第6節 農業ビジネスにおいて留意すべき許認可・レギュレーション

第2章 農林水産業の経営にかかわる法務

第1節 農家の経営安定に関する法的考察
第2節 アグリビジネスに対する投融資(農業法人のM&A)
第3節 再生可能エネルギーと農業のコラボレーション
第4節 海面・陸上養殖ビジネスに対する投融資

第3章 食と農のサステナビリティ対応

第1節 農林水産業と地球環境
第2節 我が国のサステナビリティ関連政策の概要とビジネス展開
第3節 EUのサステナビリティ関連政策の概要と日本企業に与える影響
第4節 GAP認証制度

第4章 フードテック・アグリテック

第1節 フードテックの概要
第2節 日本の法規制
第3節 アグリテックにかかわる法務

第5章 農林水産業・食品産業の海外展開戦略

第1節 概  要
第2節 海外展開の方法と留意点
第3節 海外展開における知的財産の保護と活用

第6章 アグリビジネス分野における事業承継

第1節 アグリ事業承継をめぐる背景事情
第2節 アグリ事業承継の類型と留意点

著者等 Authors

杉山 泰成

杉山 泰成(編著者) Yasunari SUGIYAMA

  • パートナー
  • 東京

アセットファイナンスグループおよびアグリ・フードプラクティスグループのパートナー。 ファイナンス分野では、リース・割賦売買等の動産ファイナンス、金融機関の海外進出支援、買収ファイナンス、国内および国外の不動産流動化等を中心に担当。 特に日本の金融機関の海外展開の観点から、アジア、欧州、北南米各国の不動産・動産に関する民商事法および金融機関規制の内容とその人的・地域的適用範囲を踏まえて、対象国ごとに利用可能なビジネスプラン・スキームを提案・実現していくことに多くの実績を有している。 また、アグリ・フードの分野では、農林漁業のバリューチェーンの各プロセスに適用される多様な法制を整理しつつ、スマート農業の導入や事業規模の拡大・資金ソースの多様化、ソーラーシェアリング、陸上養殖といった新しい取組の実現とスケール化を図るためのリーガルサービスを提供することを目指している。

辻本 直規

辻本 直規(編著者) Naoki TSUJIMOTO

  • カウンセル
  • 東京

農林水産省における勤務経験を活かして、農林水産業・食品分野の規制対応、政策提言・ルールメイキング、新規事業・事業展開のアドバイス、契約関係のサポートを幅広く行っている。
M&A・ジョイントベンチャーや事業承継、スタートアップの資金調達、知財戦略、国際取引等についての戦略的サポートも手がける。
アグリフードプラクティスの活動については、FT Innovative Lawyers Asia-Pacific Awards 2023において革新的な活動が評価され”Commended”に選出された。

保坂 雅樹

保坂 雅樹(著者) Masaki HOSAKA

  • オブカウンセル
  • 東京

M&A/コーポレート(一般企業法務)案件に関しクライアントをサポート。企業買収、企業統合、企業組織・グループ再編、買収防衛などのクロスボーダー案件・国内案件を手がけた。1989年より事務所所属、1998年よりパートナー。2011年から2021年3月まで執行パートナー(マネージング・パートナー)として、また2021年4月から2024年3月まで経営会議議長として事務所運営に従事。2024年4月1日から東京大学教育学部学士入学し在籍。

廣澤 太郎

廣澤 太郎(著者) Taro HIROSAWA

  • パートナー
  • 東京 ハノイ / ホーチミン

大手商社法務部への出向、米国留学を経て、2013年から2020年までベトナム・ハノイに駐在。7年にわたるベトナム駐在経験を活かし、新興国企業を相手方とするM&Aや合弁会社の設立、不動産開発、労務、コンプライアンス、危機管理案件、国際取引案件など、幅広く対応。現在は東京をベースにしつつ、「日本本社と海外現地拠点の両方の置かれている立場や気持ちがわかる」弁護士として、東南アジアを中心とする新興国・海外案件全般に強みを有する。近年はトルコをはじめとする中東諸国にもカバー範囲を広げている。また、アグリフードプラクティスチームのメンバーとして、日本の食農企業の海外展開のサポートも行う。商慣習や文化の違いも踏まえ、クライアントの海外ビジネス実現のため、戦略的リーガルアドバイスを提供する。

濱野 敏彦

濱野 敏彦(著者) Toshihiko HAMANO

  • パートナー
  • 東京

理系のバックグラウンド(工学部電子工学科卒業・大学院修了)をいかして、AI、各種データ保護・利活用、医療・ヘルスケア、ソフトウェア・システム関係全般、クラウドコンピューティング、IT、DX等の多くの技術系案件に従事する。特に、理系の大学・大学院の3年間、今のAIの中心技術であるニューラルネットワーク(ディープラーニング)の研究室に所属していたため、AI技術に詳しい。 また、理系の大学院在籍時に弁理士試験に合格し、弁理士資格を有している。そのため、理系のバックグラウンドと弁理士としての知見をいかして、知的財産に関する案件を幅広く取り扱う。 知的財産に関する紛争案件については、特許侵害訴訟、職務発明訴訟、営業秘密訴訟等に従事する。特に、営業秘密関連の紛争について豊富な経験を有しており、その経験を踏まえて、営業秘密漏えいを防止するための体制整備の実務対応(規程類の作成、データ管理、従業員教育等)をサポートする。